泣くという行為にも意味がある
先日、運転中にふと昔の悲しみが湧いてきた。
目がじわじわ〜〜っと熱くなった。
なんで人間って泣くんだろう。
人間の身体はうまく出来ています。
だから【泣く】という行為にも意味がある訳です。
何かしらのバランスを取っているんですよね。
だから『泣くな‼️』と子どもを叱ったり、
カッコ悪いから泣かない!って
我慢したりすること(涙を抑圧する事)は、
やはり身体に悪影響なんだろうなぁ、、
と思うワケです。
何故、そう思うのか、、
それはホメオパスとして
クライエントさんをみていると
【涙を流さなくてはならない時に我慢
(もしくは他者による抑圧)していた時期が
長い事あった方は、
ガンや難病などの重い病にかかってしまっている】
という方が、事実たくさんいらっしゃるから。
そういう方には、まず
【涙を堪えて来た自分を認めて、
よく頑張って来たね、、
って褒めて、
涙を流す事を自分自身で許す事】
から始めます。
レメディでは
ネイチュミュア(岩塩)
をよく使います。
ガンの方によく使うレメディでもあります。
涙を流す作用
では、なぜ涙を流すとバランスが取れるのかな?
という事ですが、
以下のような作用があるからです。
①副交感神経の活発化
アドレナリンなどが出ているのは
交感神経が活発化している時。
副交感神経を優位にすることで
交感神経の働きを抑えることが出来ます。
涙は副交感神経を強力に誘導する働きがあるので、
とても効果的。
そもそも私たちは何かを
体外に出すことが気持ちいいものだと
感じるようにプログラミングされているようです。
(Ex.汗、精液、大小便など)
涙を流すこと自体が
“快感”だと感じるので
副交感神経が活発化されるということができます。
②有害な物質の排出
ある研究によると、
悲しい映画を観た時の涙と、
玉ねぎを切った時の涙では
構成成分に差があったそうです。
涙には体内にたまった有害な物質を排出する働きがあるのかもしれません。
逆に、感動した時や
うれしい時の涙についてですが、
そのような感情の時は副交感神経が優位になっています。
涙を作る「涙腺」は副交感神経によって活性化するので涙が出ます。
つまりは悲しい時の涙と
うれしい時の涙は現象は同じでも
意味合いは異なるということで、
いわばうれしい時の涙は
「喜びを表現するため」流すようなものです。
悲しみに暮れている時、
一晩中泣き通したら意外とスッキリした、
というような経験や、
ちょっとストレスがたまってるな~って時に
感動する映画を見て泣いたら
気分が晴れたという経験はありませんか?
感情に伴う涙は脳が発達して
複雑な思考や感情が可能になり、
その分ストレスを感じることが多くなった人間が、
ストレスを発散させるための
防御システムとして獲得した能力と
考えることが出来ます。
辛い時は思いっきり泣いてしまった方が、
健康のため。
笑うことが免疫を高めるというのも
副交感神経を活性化するという点で
似たようなものです。
泣いても心が晴れないときにホメオパシーやアロマを…
泣いた方がいいと言っても、
社会的に泣いてはいけない場面というものも確かにあります。
逆に涙を止めようとするなら、
深くゆっくり呼吸をすると気持ちが落ち着いてきます。
それでも気分がすぐれない時や、
悲しみがなかなか癒えない時にはレメディの
【イグネシア】や【ネイチュミュア】、
イライラには
【カモミラ】や【シーピア】などを
使ってみると良いかもしれません。
また、アロマなどで落ち着かせるのもありだと思います。
泣いちゃダメ!ではなく、
散々泣いた後、それでも
心が晴れない場合に
ホメオパシーやアロマを使った方が良いんじゃないかな?と
わたしは思っています。
健やかな身体と、健やかな心は、
泣きたい時に涙を流す事で保たれてもいます。
神様が作った人体の神秘、
自然の摂理には何物も敵いませんね^ ^
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